今回の記事では、インスタグラマーについて解説していきます。
みなさんは「インスタグラマー」についてどれくらいご理解されているでしょうか。
インスタグラマーは若者は勿論のこと、ビジネス面でも注目度の高い仕事ですので、しっかりと理解しておきましょう。
インスタグラマーとは
まず最初にインスタグラマーとは、「写真・動画共有SNSインスタグラムユーザーの中で、多数のフォロワーを抱えて多くの人々に対して影響力を持つユーザー」のことです。
数万〜数十万人のフォロワーを抱えるインスタグラマーや、一部数百万人のフォロワーを抱えるトップインスタグラマーも存在しており、著名人や芸能人だけでなく、一般人で活躍している方も沢山います。
インスタグラマーの仕事内容
インスタグラマーの仕事内容を見てみましょう。インスタグラマーの仕事内容は主に以下の4つになります。
・企業から商品やサービスのPR依頼を受けた際に、自身のインスタアカウントでそのサービスや商品を紹介
・Webメディア上における特定ジャンルでのコラム執筆
・企業のECサイトや美容院、サロン等のカットモデル
・企業や個人に対するインスタグラム運用コンサルティング
中でも、企業からPR依頼を受けた商品やサービスを自身のインスタアカウントで紹介した際に発生する報酬が、インスタグラマーの中心的な収入源となります。
発生する報酬については後で詳しく説明しますが、基本的には自身のアカウントにてインスタグラマーが抱えるフォロワー数に応じて報酬額が変わります。
また、事務所に所属するインスタグラマーもいますが、基本的にはフリーランスとして仕事をするため、時間や場所の制約を受けずに働くことができます。
インスタグラマーへ仕事を依頼する際の費用目安
では、実際にインスタグラマーに仕事を依頼する際の費用は大体いくらほどでしょうか。
インスタグラマーに依頼する際の費用の目安は、「フォロワー単価」によって決まることが多いです。
フォロワー単価とは、「インフルエンサーのフォロワー1人あたり何円という単価が設定される料金形態」のことで、「フォロワー数×企業がそれぞれ決める単価」で表されます。
例えば、「フォロワー単価3円」で「フォロワー数20万人」のインフルエンサーに商品PRを依頼する場合、3円×20万人=60万円が企業がインフルエンサーに支払う費用目安になります。
フォロワー単価については、「1フォロワーあたり1円」が平均と言われていますが、実際は企業ごとに設定単価が大きく異なるのが現状です。
さらに、フォロワー単価の他には、インフルエンサーのネームバリューや流行り度合いによって費用が変わることもあります。
ただ基本的にはフォロワー数が多いインスタグラマーほどPRによる広告効果が高くなることから、同時にフォロワー単価も高くなり、PR依頼費用が高額になっていきます。
インスタグラマーを見極めるポイント
フォロワー数
1つ目のポイントは、「フォロワー数」です。フォロワー数は、インスタグラマーへ仕事を依頼する際の費用目安を決める中心的な指標になります。
フォロワー数が多いインスタグラマーが情報を発信すると、その情報を見るユーザーの数も増えるので広告効果が高まるので、フォロワー数はインスタグラマーを見極める3つのポイントの中で最も重要な数字であるということができます。
エンゲージメント率
2つ目のポイントは、アカウント上の投稿に対する「エンゲージメント率」です。
エンゲージメント率とは、「インフルエンサーのフォロワーの中でインフルエンサーの投稿に対して何らかのリアクションを取るフォロワーがどれほどいるか」を表す割合です。
例えばインスタグラムの場合、エンゲージメント率は「(いいね数+コメント数)/ フォロワー数」で算出することができます。
エンゲージメント率が高いほど、そのインフルエンサーには熱心なファンが多いということになります。
たまに、インフルエンサーがフォロワーを買うことによりフォロワーが多いように見せかけているケースもあるので、フォロワー数だけでなく、投稿に対するエンゲージメント率を見るのも重要です。
投稿やイメージの統一感
3つ目のポイントは、「投稿やイメージに対する統一感」です。
具体的には、インスタグラマーのアカウント上にある投稿のイメージに統一感があるかどうかという点になります。
例えば、インスタグラマーの中には、コスメ系やファッション系商品以外にも、アウトドアやスポーツ系商品、ビジネス系サービスのPR投稿をしている方もいます。
ただ、ユーザー目線で考えると幅広いジャンルのPR投稿をしてしまうと、「そのインスタグラマーがどんな人か」をイメージしづらくなってしまいます。
そしてインスタグラマーのイメージとギャップのある商品のPR投稿がされても、ユーザーは「この人が紹介するならこの商品を買いたい」と思いづらくなり、結果的に広告効果が低くなってしまう可能性があります。
そのため、投稿にジャンル等の統一感があり、ユーザーがどんなインスタグラマーかをイメージしやすいという点が重要になります。
ただ、勿論幅広いジャンルのPR投稿をしていても広告効果が高いインスタグラマーの方もいるので、その部分をしっかり見極める視点を持つのも重要です。
海外の人気インスタグラマー
クリスティアーノ・ロナウドさん(@cristiano)
1人目は、言わずと知れた有名プロサッカー選手クリスティアーノ・ロナウドさん。
ポルトガル出身で、数々のタイトルを獲得している超一流選手です。
インスタグラムのフォロワー数は、2022年1月現在で3億9千万人おり、インスタグラム公式アカウントを除いて世界1位のフォロワー数になっています。
アリアナ・グランデ(@arianagrande)
2人目は、シンガーソングライター兼女優のアリアナ・グランデさん。
アメリカ合衆国出身の彼女は、「第二のマライア・キャリー」と称されるほどの美声と美貌を持つ世界の歌姫です。
インスタグラムのフォロワー数は、2022年1月現在で2億9千万人おり、世界5位のフォロワーになっています。また、彼女は世界で初めてインスタグラムのフォロワー数が2億人を突破した女性でもあります。
日本の人気インスタグラマー
渡辺直美(@watanabenaomi703)
1人目は、お笑いタレントや女優、歌手などマルチタレントとして活躍中の渡辺直美さん。
日本だけでなく世界の舞台でも活躍している彼女のインスタフォロワー数は、日本1位の961万人。
投稿されている写真の鮮やかさやインパクトも凄まじく、貫禄のある投稿が多いことが人気の理由の1つと言えるでしょう。
YUTA(@yuu_taa_1026)
2人目は、2016年に韓国でデビューした多国籍ボーイズグループ・NCT127のメンバーとして活躍中の中本悠太さん。
インスタフォロワー数は、日本2位の761万人。
世界で人気のアイドルグループの1人であることから、海外の女性ファンが圧倒的に多いことがフォロワー数の多い理由となっています。
ジャンル別人気インスタグラマー
ファッション系
ファッション系で人気のインスタグラマーは、前田希美さん(@maeda_nozomi)。
ナチュラル〜カジュアルまで何でも着こなせる部分が強みで、同年代女性から強い支持を集めています。
ファッションだけでなく、美容やコスメなど幅広いジャンルに対応できるという強みもあり、インスタフォロワー数30万人を誇る堂々のファッション系人気インフルエンサーです。
コスメ系
コスメ系で人気のインスタグラマーは、イガリシノブさん(@igari_shinobu)。
メイクアップアーティストとして活動しており、そのメイク術から「イガリメイク」という言葉が生まれるほどの人気で、テレビや雑誌などのメディアでも多数取り上げられています。
投稿内容はコスメやメイク術の紹介がほとんどなので、コスメ界のエキスパートとも言える存在です。
インスタフォロワー数は30万人。
グルメ系
グルメ系で人気のインスタグラマーは、ウルフさん(@wolf.0313)。
「正直食レポ」をテーマに、かわいいスイーツからカロリー満点の料理まで幅広いジャンルのグルメを紹介しており、インスタフォロワー数はグルメ系ではトップクラスの23万人です。
詳しい説明と忖度のない厳しいコメントがユーザーの目に留まり、美味しいお店が知りたいと思う方にはフォロー必須のアカウントです。
インテリア系
インテリア系で人気のインスタグラマーは、ゆりさん(@yur.3)。
インテリアや雑貨の販売サイト「ひなたライフ」の公式アンバサダーで、楽天市場のショッピングSNS「ROOM」のインフルエンサーとしても活躍しています。
投稿しているインテリア商品は、シンプルなものが多く、すっきりとスタイリッシュなインテリアに憧れるフォロワーが多いのが特徴です。
インスタフォロワー数は18万人。
旅行系
旅行系で人気のインスタグラマーは、Halno Kujiraokaさん(@halno)。
「旅×ファンタジー」をテーマにしており、ほうきにまたがってまるで空を飛んでいるかのような投稿写真が人気のインスタグラマーです。
その独特的な世界観で、ユーザーはまるでファンタジーの世界を旅行しているかのような感覚に陥るでしょう。
インスタフォロワー数は27万人。
ファミリー系
ファミリー系で人気のインスタグラマーは、pome.ronoさん(@pome.rono)。
二人の娘さんとの日常感が可愛らしく、フォロワーの心を鷲掴みにしています。
また、子ども服ブランドとのコラボ投稿もしており、小さな娘さんを持つ親御さんなら一度はチェックしておきたいアカウントです。
インスタフォロワー数は13万人。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では、インスタグラマーについて解説してきましたが、ご理解いただけたでしょうか。
インスタグラマーに仕事を依頼しようか考えている企業担当者の方のご参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。